父フジキセキの無念を晴らせ!
アサクサダンディが唯一、掲示板を外したのは3走前のジュニアCだ
けだ。未勝利を勝って挑んだ初めてのオープン。2番人気に推され
て好位から競馬を進めたが、最後の伸びを欠いて7着に敗れた。し
かし、今回と同じ舞台の若竹賞でショウナンアルバの2着とばん回。
そのアルバが共同通信杯を快勝したことにより、再び評価が上がっ
た。確実に2勝目を狙った前走は、ダイワスカーレットの妹ブーケフ
レグランスをきっちり差し切った。
「レースを使うごとに、全体的にしっかりしてきている感じ。精神面
でも大人になってきたし、体重はともかく、体にはしんが入ってきた
ようだし」と斎藤助手が目を細めた。12日の1週前追い切りでは、
美浦ポリトラックで古馬のデイフラッシュ(6歳1600万下)を3馬身
後ろから追走。直線では一杯に叩かれて、逆に3馬身突き放した。5
F67秒1、ラスト1Fは12秒3と迫力満点の動き。「やればやるだけ
時計が出る。反応も良かった」と充実ぶりを強調した。
勢いと力をつけ、再び挑むオープンの壁。「メンバーはそろうけど、
前走がいい勝ち方だったし、センスのいい馬で十分に対応できると
思う。うまくためればいい脚を使ってくれるし、ジョッキーも分かって
ますから」と陣営は不安より期待のほうが大きい。
父フジキセキは4連勝で弥生賞を制し、母ヘルスウォールはチュ
ーリップ賞を勝った。その息子はトライアル戦Vだけでなく、父が故
障で果たせなかったクラシックへと歩を進める。
引用元=http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=horse&a=20080318-00000010-dal-horse